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告白 CONFESSION (漫画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

告白 CONFESSION』(コンフェッション)は、原作:福本伸行、作画:かわぐちかいじによる日本漫画作品。講談社ヤングマガジンアッパーズ』に連載された。単行本は全1巻(講談社)。

ある「告白」を機に、極限の状況下に置かれた2人の男を描く。

2024年に実写映画化された[1]

あらすじ

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J大学の山岳部OBである浅井石倉はたった2人で、仲間達と2年ごとに登るのが恒例の山、標高3000m級の尾張山を登っていた。今回に限って、他の面々が都合がつかなくなったからだ。だが、2人は吹雪で視界を失い、石倉は足を踏み外して転落しかけた際に片足を強打し、骨折してしまう。本来宿泊する予定だった第3山小屋は近いはずだが、吹雪のせいで影も形も見えない。

そんな中、自らの死を覚悟した石倉は、浅井に「かつて事故死したとされる山岳部のメンバーの女性、さゆりを自分が殺した」と告白する。長年罪悪感を抱えて苦しんでいた石倉は、告白を終えて晴れやかな表情をする。その直後、吹雪が弱くなったのに気付いた浅井が辺りを見渡すと、そこには目指していた第3山小屋があった。

浅井は石倉を背負って山小屋に入り、ポケットに入っていたわずかな小銭で、山小屋の公衆電話から救助を要請する。限られた通話時間の中、浅井は助けを呼ぶことには成功した。だが、助かった石倉は、自らが殺人者であると告白したことへの後悔が芽生えていた。

閉ざされた山小屋の中で、石倉が浅井の命を狙い始めたことから、階段とハシゴを使った経路を延々と逃げ回ることになる。幸い石倉は脚を怪我していたことから、逃げ回ることは容易だと思っていたが、次第に高山病によって浅井の視力が奪われていく。

登場人物

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浅井
石倉とはJ大学の学生時代からの友人であった。石倉からさゆりを殺した告白を聞いたことで、彼の運命は狂わされる。
石倉
浅井と共に登った尾張山で足を踏み外し、片足骨折と出血という大怪我をする。吹雪に包まれる中、かつてさゆりを殺したことを告白する。
西田さゆり
浅井や石倉と同じJ大山岳部のメンバーで、2人の共通の知人であった女性。2人を含めた山岳部のメンバーと共に登山中、行方不明となり、数ヵ月後に遺体が発見され、当局は事故死として処理する。しかし、死の真相は事故などではなかった。

書誌情報

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  • 原作:福本伸行・作画:かわぐちかいじ『告白 コンフェッション』 講談社〈アッパーズKC〉、全1巻
    1. 2001年1月23日発売 ISBN 4-06-346093-2
  • 原作:福本伸行・作画:かわぐちかいじ『告白 コンフェッション』 講談社〈講談社漫画文庫〉、全1巻
    1. 2007年12月21日発売 ISBN 978-4-06-370517-1

映画

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告白 コンフェッション
監督 山下敦弘
脚本 幸修司
高田亮
原作 福本伸行
かわぐちかいじ
製作 佐治幸宏
山邊博文
製作総指揮 小川英洋
田中智則
松下剛
出演者 生田斗真
ヤン・イクチュン
奈緒
音楽 宅見将典
主題歌 マキシマム ザ ホルモン
殺意vs殺意(共犯:生田斗真)
撮影 木村信也
編集 今井大介
制作会社 ギークサイト
製作会社 『告白 コンフェッション』製作委員会
配給 ギャガ
公開 日本の旗 2024年5月31日
上映時間 74分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
朝鮮語
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2024年5月31日に公開。監督は山下敦弘、主演は生田斗真ヤン・イクチュン[1]PG12指定

原作では罪を告白するのは石倉という日本人だが、ヤン・イクチュンの起用に伴い、韓国人留学生のジヨンに設定が変更されている[1]

キャスト

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スタッフ

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脚注

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  1. ^ a b c 生田斗真×ヤン・イクチュンW主演で『告白 コンフェッション』実写映画化 監督は山下敦弘”. リアルサウンド映画部. blueprint (2024年1月10日). 2024年1月10日閲覧。
  2. ^ "『告白 コンフェッション』ヒロインに奈緒、主題歌はマキシマム ザ ホルモンに決定! 一触即発の予告映像も". MOVIE WALKER PRESS. ムービーウォーカー. 22 March 2024. 2024年3月22日閲覧
  3. ^ "マキシマム ザ ホルモン、生田斗真からのオファーで映画『告白 コンフェッション』主題歌を書き下ろし". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 22 March 2024. 2024年3月22日閲覧
  4. ^ “マキシマム ザ ホルモンの新曲に生田斗真が参加!映画「告白 コンフェッション」主題歌”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2024年4月30日). https://natalie.mu/music/news/571624 2024年5月1日閲覧。 

外部リンク

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